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礫川全次/編
、批評社
価格:3,990円

「左右」から見える日本文化のルーツを探ろうと「左右の民俗学」に関する文献を集めたもの。主に二十世紀前半の日本国内の右利き左利き、左右尊卑や左衽(左前)右衽等に関する論文を収めている。今年二月に出た塚崎幹夫氏の『右と左のはなし』でふれていた白鳥庫吉の論文も収録している。ちなみに編者の「解説」のなかでこの塚崎氏の著書の元になった論文についてもふれている。資料編初めの「右得手と左得手」寺石正路(一九〇三年)は、「左右」に関する日本で最初の学問的研究と思われる(編者解題)。資料編は基本的に当時の文章そのままなので若干読みにくいが興味深いものがある。解説だけでもご一読を。
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塚崎幹夫/著
、青土社
価格:1,680円

神代尚左説といわれる古代日本における左尊右卑の風習に関する論文(第一部)と、ロジェ・カイヨワの『反対称』を基に、宇宙における対称に関する論文(第二部)からなる、カイヨワの訳者による左右学の本。ともに二十年以上前の論文で、取り立てて目新しい情報もなく、一資料という感じ。特に第一部は貴重な資料だろう。ただ左利きに直接関係のある話はなく、「左利き」うんぬんの帯を見て買った人はちょっと肩透かしか。
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