
井上靖/〔著〕
、角川書店
価格:819円

井上さんの小説は恋愛を絡めたものが多いようですが、学生の頃に読んだ本書は、琵琶湖の突風で長女を失った父親がヒマラヤに登り亡き娘と対話を重ねたり、琵琶湖周辺の十一面観音像を訪ねたりするというもので、さりげなく盛り込まれた人生観にどこか慰められ励まされ、何度も読み返した記憶があります。
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津村記久子/著
、講談社
価格:1,365円

第140回(平成20年度下半期)の芥川賞受賞作品です。30歳になろうとする主人公とその友人たちの、いかにも今の時代らしい生き方をさりげなく生き生きと描いています。関西弁の会話がうまく未来の見えない暗さを中和しているように思いました。
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青木雄二/著
、朝日新聞出版
価格:525円

青木雄二さんは「ナニワ金融道」の作者として有名ですが、漫画家は早々と卒業し、若い頃に繰り返し読んだドストエフスキーとマルクスから独自の視点を創り上げ、ちょっとおかしくなっている現代社会のいろんな断面を鋭く分析し、結構熱く語りかけました。ざっくばらんな語り口の分析や解釈は、なかなか現実的でためになります。
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